2023年07月24日

なぜセキュリティエンジニアが選ばれるのか【キャリア支援講座実施レポ】

コラム

こんにちは。総務部のきなこです。

先日、ITエンジニアの人材育成を行っている株式会社スカイ・プロジェクト様にお邪魔して、未経験からITへの転向を目指して勉強中の方々に向けてキャリア支援講座を実施しました。
スカイ・プロジェクトさんにはIT系の学科が多くありますが、今回は「JavaWEBエンジニア養成科」と「セキュリティ・ネットワーク科」の皆様に、私達を取り巻くセキュリティ業界のお話や、セキュリティエンジニアの仕事内容についてご紹介させていただきました。

■講座のテーマと目的

初めに、セキュリティエンジニアとはどういった仕事をする人達かご存知でしょうか?
エンジニアというとJavaやC言語などを用いてプログラミングを行い、アプリケーションを開発するイメージが真っ先に思い浮かぶと思います。ですが今は、プログラミングをメインに行う人を「プログラマー」、プログラミングよりも上流工程の設計や提案などを行う人を「エンジニア」と呼ぶことが多いです。
エンジニアの中でもセキュリティエンジニアに求められる役割は、新しいアプリケーションや便利なサービスを生み出すことよりも、生み出されたものが正常かつ安全に使えるようにして、ユーザの情報資産を守ることが仕事になります。
本講座では、株式会社ラックのセキュリティソリューション事業分野における戦略的子会社である弊社が、業界の成り立ちや、実際に現場で働くセキュリティエンジニアのお仕事についてお伝えし、セキュリティエンジニアの魅力や重要性を知ることができます。

■キャリア支援講座の様子と中身について

到着してすぐに驚いたことが『生徒の年齢層の幅広さ』です。
他業種で働かれていた方からまだ大学生という方もいて、想像以上に色んな人がITエンジニアを目指しているんだと感じました。昨今、IT業界はどこもエンジニア不足なので、しっかりした技術と知識を身に付けられれば何歳からでも活躍できる職種といっても過言では無いかもしれません。

さて、今回の講座に登壇したのは人材開発部の高橋さんです。

高橋さん

高橋 良輔(人事部長)
≪プロフィール≫​
新卒では大手教育サービス企業に入社、年間600名規模の新卒採用を経験後、ITベンチャーへ転職。採用業務含むバックオフィス系のほぼ全てに従事。​ラックグループへ転職後は経営企画部長として採用・研修・広報・内部統制・予算計画などをマネジメント。社会人歴の大半を採用業務が占めており、3社に渡って延べ20年間の採用経験がある。​

まず初めに、インターネットの普及に伴いサイバー攻撃の目的や手法がどう変化してきたのか。また、それによって情報セキュリティの在り方がどう変化してきたか等、業界が伸びてきた背景をご説明しました。当初はイタズラ目的のサイバー攻撃だったのが、あっという間に金銭が絡む犯罪にまで発展してしまったわけですね。

講座写真

それらの攻撃から会社の資産や社員を守るために、セキュリティ分野で働くエンジニアは「開発エンジニア」「インフラエンジニア」「セキュリティエンジニア」「ITコンサルタント」などに分かれ、役割分担をしながら世の中のITインフラが便利かつ安全に使えるように支えています。弊社のエンジニアもそれぞれの分野で活躍しており、お客様のインフラが正常に機能するよう24時間365日携わっています。

スライド1

講座の後半では弊社の事柄なんかも少しご紹介しました。
社員数や社員の男女比などを数字でお伝えしていますが、中でも平均残業時間の少なさはLCLのアピールポイントの1つです。
もともとIT業界(というかSE職)は長時間労働で俗にいうブラック企業が多いというイメージがありました。36協定の変更などで少しずつ改善されてきていますが、それでもまだ残業が多い業界です。その中でも弊社の平均残業時間が10時間とかなり少ないのは、毎月、従業員の残業状況をウォッチし、負荷がかかっている社員や仕事に対して適切にアプローチを行っているからなんですね。
会社の経営理念にも掲げているように、LCLでは『社員が安心して働けること』を大切にしています。

スライド2

■今回の講座を振り返って

講座自体は40分ほどでしたが「JavaWEBエンジニア養成科」と「セキュリティ・ネットワーク科」の皆さんは終始熱心に聞いてくださいました。セキュリティエンジニアの仕事や魅力を具体的にイメージできなかったために希望職種から外していた方にも、この講義を通じてサイバーセキュリティの重要性と需要、そして未経験からでも目指せる職業であることを知っていただけました。
個別質問も色々いただき、「どんな資格をもっていたら就職に有利ですか?」や「30代でIT未経験でも就職できますか?」といった面接時だと聞きづらい質問も、こういった場だからこそ出来るメリットの1つかもしれませんね。

今回の記事は以上です。
少しでもLCLに興味を持っていただけたなら幸いです。
講座に関するご依頼やご質問等ございましたら、お問合せフォームからお気軽にご相談下さい。

次回のブログもお楽しみに!

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