2021年01月28日
実際どうなの?テレワークのメリット・デメリット
はじめまして。人事企画部の佐久間です。
アジアンリンクではコロナウイルス感染症の拡大に伴い、昨年4月よりテレワーク勤務を開始しております。2021年1月現在においても、原則、在宅勤務を前提に、ほとんどの社員がテレワーク勤務を継続しています。
今までテレワークを行ったことがなかった当社ですが、突然このような状況に切り替わり、社員の仕事や生活のスタイルが大きく変化しました。
そこで今回、この変化によるメリット・デメリットなどの実態を把握するため、アジアンリンク社員を対象に、テレワークに対する意識調査を行いました。その結果についてお伝えしたいと思います。
Withコロナ時代の社員の働き方をどう変えていくべきなのか、ヒントを探ってみましょう。
アンケートの概要
グループウェアを通じてアンケート調査を2回行いました。質問項目の内、下記の4問についてそれぞれ結果を見ていきましょう。(Q4は第2回のアンケートのみ)
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Q1.テレワークは自分に合っていると思いますか?
Q2.テレワークの良いところは何ですか?
Q3.テレワークで困ったことは何ですか?
Q4.テレワークによって、ご自身の業務生産性は向上したと思いますか?※第2回のみ
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【実施期間・回答数】
<第1回>
実施期間:2020年8月6日~8月13日
対象者数134人
うち回答数:86人(回答率:64%)
<第2回>
実施期間:2020年11月16日~11月23日
対象者数150人
うち回答数:117人(回答率:78%)
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まず回答率ですが、第2回のアンケートでは8割近くの社員が回答してくれました。
大手コンサルティング会社の調べだと、社内アンケートの回答率が8割を超えれば良好、6割を下回ると悪いとされているので、この結果は良い方だと言えるでしょう。
それではQ1から結果を見ていきましょう。
Q1.テレワークは自分に合っていると思いますか?
Q1の回答方法は、設問ごとに5段階(とても合っている~全く合わない)のいずれかを選択する形式にし、選択した理由について記述できる欄も設けました。
第1回、第2回ともに「とても合っている」「概ね合っている」と答えた人が、全体の約65%を占める結果となりました。半数以上の社員がテレワークを有意義と感じているとのことですが、気になるのは第2回で「とても合っている」と答えた人が、第1回に比べて減少していることです。
これは第1回で「とても合っている」と答えていた人が、第2回で「概ね合っている」にランクを落としたことが原因のようです。この変動の内訳を見てみると、営業・エンジニア・コンサルタントの部署の社員が多く含まれていました。
これらの理由については次回(第3回のアンケート)にて調査する予定です。
Q2.テレワークの良いところは何ですか?
Q2の回答方法は、事前に複数の選択肢を用意し、複数選択可として回答してもらいました。
「通勤時間を有効に使える」「通勤のストレスが無い」と、通勤に関するメリットを感じている社員が多い結果となりました。全体の8割近くの社員がこの項目を選択しています。
「仕事に集中できる」「自分のペースで仕事ができる」についても上昇傾向にあることから、少しずつテレワークに馴染んできている印象を感じます。
逆に「家族と過ごす時間が増える」「人間関係のストレスが減った」をメリットと答えていた人に減少傾向が見られます。
Q3.テレワークで困ったことは何ですか?(複数回答可)
Q3の回答方法は、事前に複数の選択肢を用意し、複数選択可として回答してもらいました。
第1回では「運動不足になりがち」をデメリットと感じる社員が1番多い結果となり、実際に体重が増えていると答えている社員も多くいました。しかし、第2回では「コミュニケーションを取りにくい」を選択した社員がこれを上回りました。
テレワーク前は対面で話すことですぐに済んだ事柄でも、チャットや電話を介してだと手間や時間が掛かってしまうことなどがデメリットの原因として挙がっています。また、若手社員からは、上司や先輩社員の状況を把握しきれないため、質問するタイミングに気を遣うといった意見もありました。
デメリットが一番減少したのは「出社しないとできない仕事がある(15%⇒10%)」と答えた人で、徐々に出社業務がリモートワークにシフトできている状態が作れてきていることを表しています。
Q4.テレワークによってご自身の業務生産性は向上したと思いますか?
Q4の回答方法は、設問ごとに5段階(とても思う~全く思わない)のいずれかを選択する形式にし、選択した理由について記述できる欄も設けました。
「概ね思う」もしくは「どちらともいえない」と答えた社員が全体の8割を占める結果となりました。
昨年の4月に半ば強制的にテレワークへシフトしましたが、業務生産性に影響が出ていると感じている社員が少ないというのは良い結果だと思います。
今後は「どちらともいえない」を「概ね思う」以上に引き上げていけるように、テレワークのデメリットを減らしていく対策が重要になっていきそうです。
まとめ
アンケート結果を見て分かったのは、社員の多くはコロナ禍で「テレワークのメリットを享受して働ける環境を望んでいる」ということです。ただし、テレワークのデメリットも相応に存在していることも分かりました。
今後、テレワークという働き方が常態化していく中、いかにデメリットを減らしていけるかが重要になってくるかと思います。
弊社では、デメリットとして1番多くの声が上がっている「コミュニケーションを取りにくい」について企画部門で重要視し、コロナ禍でも横の繋がりを感じられるような施策を、色々と考え始めています。
これらの取り組みについては次回以降のBLOG記事で紹介したいと思います。
今回読んでくださった方々に少しでもご参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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