2022年08月01日

【新入社員の感想】研修2か月目のリアル+研修で得られた3つのこと

採用
【新入社員の感想】研修2か月目のリアル+研修で得られた3つのこと

こんにちは。
ITソリューション事業本部 新入社員のナツメグです。

3か月もあった研修期間も早いもので、無事終了いたしました。

ラックサイバーリンク(以下LCL)の新入社員は、弊社で展開している教育事業「LCLアカデミー」で他社の新入社員と共に 研修を受けます。
LCLアカデミーではまず始業後30分間、様々な角度から社会人に必要な素養を蓄えるための「ヒューマンスキル講義」があり、そのあと「インフラ」と「開発」の2つのコースに分かれてエンジニアとして必要な知識を身に付けます。
私が所属していた開発コースでは、研修最後の一か月に模擬プロジェクトという カリキュラムがありました。これは提示された要求仕様書に沿ってあるシステムをつくるというものです。資格取得を目指して学んでいく今までの 研修とは異なり、例えば、お客様に進捗状況も明示する事を前提としているなど、実際の仕事現場を強く意識した研修内容でした。研修の中で模擬プロジェクトが一番大変な…大変という言葉では言い表せないほど苦労した期間でしたが、同時に一番成長できた期間だと思います。

始めは「イキイキ」とスタートダッシュを切れた私たちですが、研修が進むにつれて心境が変化してきました。
2か月を過ぎた頃、一緒に研修を受けていた仲間二人、プログラミング経験のあるLCLの同期のホンダシさんと、他社から研修に参加しているプログラミング未経験のユアネスさんに 話を聞いてみました。まずはそちらを、最後に研修を終えた私 の感想もご紹介します。

【ホンダシ】研修が2か月過ぎた時点での変化は「勉強の習慣がついたこと」です。毎日新しい内容の勉強をしないといけないうえに大学時代の予備知識だけだと足りない部分も増えてきたので「元々周りよりできていたからこそ、追いつかれないように勉強しなきゃ」という気持ちが強くなって勉強の習慣がつきました。しかし、1か月目よりも 勉強する内容が複雑(Javaだけで完結せず、データベース、HTML全部を書く必要がある)なので、練習問題のコードの内容を追えなくなって理解しづらいって思うことが多々出てきました。

【ユアネス】研修が2か月目に差し掛かると、問題がより難しくなり「どこがわからないのかがわからないから質問できない」と思う箇所が多くなりました。みんな復習に多くの時間割くようになり、予習ができていなくて余裕がない雰囲気があるので、前よりわからない箇所を質問しづらいかも。そういう意味では研修が辛いって思うことも多くなったかもしれません。

このように研修も半ばになると、内容がかなり難しくなっていき、必然的に予習復習の重要度が上がっていきますよね。資格取得のプレッシャーもありますし、私も空気が少しずつぴりっとしていくのを感じました。

それでは最後に私の感想です。大きく分けて3つの良かった点がありました。
・エンジニアとしてのスキル(HTML、CSS、JavaScript、JQuery、Java,SQLなどの多くの言語)を身に着けることができたこと
・勉強する習慣が身についたこと
・同じ環境で苦楽を共にすることで大切な友人ができたこと

1つ目の「エンジニアとしてのスキル」ですが、たった3か月でここまで能力がつくとは思いませんでした。自分はプログラミング未経験者で、プログラミングに苦手意識を持っていたため講師だけでなく社内外のたくさんの人に助けてもらいながら、なんとか研修についていっていました。しかし、みんな余裕がなくなってきた模擬プロジェクトでは、中々助けを乞うこともできず、自分自身で調べ書きあげることができるようになってきました(いつの間にか書けるようになっていたことが一番驚きました)。

2つ目の「勉強する習慣が身についたこと」ですが、600ページ以上ある厚い参考書や問題集を毎日持ち歩き、移動時間に勉強する習慣が身に付きました。もともと資格勉強は得意な反面、集中力がなく興味のない勉強を続けるのは苦手でした。ですが、研修中に立てた「Java Silver進捗報告会」という同じ志を持って勉強に取り組むグループを作り、みんなと一緒に頑張る環境をつくったこと も勉強の習慣につながったと思います。Java Silverの勉強も佳境に入り、7月中に受験しようと思っています。そのあとは応用情報技術者の勉強に取り掛かろうと思っています。より上位の資格を勉強して自分のできる仕事の幅を広げられるよう頑張ります。

3つ目の「同じ環境で苦楽を共にすることで大切な友人ができたこと」ですが、自社の同期はもちろん、他社の受講生ともこれから同じ業界で頑張っていく者同士として仲良くなれました。配属後はそれぞれ違う会社、違う分野で働くことになりましたが、同じ環境で一緒に苦楽を共にしただけあって、相談しやすい仲になっただけでなく、休日一緒に遊んだり、話したりと本当にいい友人ができました。

そんなこんなで3か月の研修が終わりましたが、最後に文系プログラミング未経験でこの業界に入った私がこの業界で働く意気込みについて話して締めようと思います。
研修での勉強は部活動に似ているなと感じました。
部活動自体は好きでも、部活動の練習はあまり好きではなかったと思う人って割と多いのではないでしょうか。反復練習や筋力トレーニングが主で、楽しいゲーム形式の練習などはほんの少しでしたよね。私は学生時代、練習が毎日同じことの繰り返しでつまらないと思っていました。

それでも、反復練習の繰り返しがつまらないから、部活動自体がつまらなかったという方は少ないのではないのでしょうか。私は部活後に友達や先輩、後輩と駄弁っていた時間は大好きでしたし、部活によって10年以上付き合いのある友人もできて良かったと思っています。
私はこの研修で、大学生の間に忘れていた何かを取り戻せた気がしました。一生懸命同じ空間で同じ目標(資格試験、模擬プロジェクトなど)に向かって一緒に切磋琢磨することが久しぶりで、とても新鮮に感じました。
研修も部活動と同じように研修内容は新たな知識をインプット→アウトプットの繰り返しで大変でした。しかし、他の受講生や講師の方々はとてもいい人ばかりで、研修自体はとても好きでしたし、早く出社したいという気持ちがいっぱいでした。
仕事は娯楽では無いので、業務自体に楽しさを求めるものではないと思います。ただ、考え方や周囲との関わり方を意識して、自分が楽しく思える環境を自分で作ることで、研修内容自体は「楽しくなくても、苦手でも、辛くても」研修を受けることに対する感情はそれらとは別のモノになってくるのではないかと思います。
私はこれからどんな仕事をしていくことになっても、楽しく働ける自信があります。
これからも働く楽しさを見つけ、世の中に喜びを提供できるよう精進いたします。

今回は以上となります。
ありがとうございました。

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